エーザイは5月6日、プロトンポンプ阻害剤(PPI)パリエットについて、逆流性食道炎に関する1回10mg、または20mgの1日2回投与の用法・用量の追加をこのほど厚生労働省に申請したと発表した。同社によると、他社製品を含め、PPIの逆流性食道炎に関する用法・用量はいずれも1日1回投与だが、約1割の患者には治療効果が十分でないことから、「1日2回投与によって、難治性の逆流性食道炎に対する治療選択の一つになることが期待される」としている。
PPIは、胃粘膜の壁細胞にあるプロトンポンプの活性を阻害することで、胃酸の分泌を抑制する薬剤。胃酸が逆流することで食道粘膜にびらんや潰瘍ができ、胸やのどの違和感などが頻繁に続く逆流性食道炎の治療に関する現在のパリエットの用法・用量は、1日1回10mg、病状によって1日1回20mgの経口投与となっている。
パリエットは1997年に国内で発売され、現在世界99か国で承認されているが、同社によると、逆流性食道炎に関して1日2回投与の用法・用量で承認している国はない。
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